芝生は年数を重ねて古くなった根が切られる事で新しい根を生み、
根の新陳代謝が進んですくすくと育つようになります。
その為に芝生に切り目を入れる作業の事を「スライシング」といいます。
やり方は、芝生の生長が盛んになる3月の後半〜6月頃にターフカッターと
いう道具で20〜30p間隔に切れ目を入れるだけなので簡単に出来ますよ。
年に1回でも良いのですが、効果を高めたい時や水はけの改善を
したい時などには縦と横の方向にそれぞれ1回ずつスライシングをしても
大丈夫のようです。
スライシングをすると古い根を切って衰えていた芝生に再び活力を与える他に、
踏圧で踏み締められて通気性と水はけが悪くなった土を改善出来ます。
土が改善されれば地中に住む微生物たちも活発に活動しはじめて古い根や
芝刈り後の刈りかすの分解が促進され、芝生が病気になりにくい環境に
なります。
目的は芝生に穴をあけるエアレーションと同じですが、
スライシングの方が根切り効果は高いです。
逆にエアレーションは土がよくほぐせますので、スライシングより
土壌の改善に効果がありますよ。
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